ISO認証の有効期限は?審査完了日と登録証発行日の違い、期限切れリスクと対策を解説
ISO認証を取得する際や維持する上で、「有効期限はいつからスタートするのか?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。有効期限は審査完了日なのか、それとも登録証発行日なのかによって、更新や再認証の計画にも影響します。本記事では、ISO認証の有効期限について詳しく解説し、期限切れリスクを回避するためのポイントをお伝えします。
ISO認証の有効期限はいつから始まる?
ISO認証の有効期限は、審査完了日を基準に設定されるのが一般的です。
1. 審査完了日が基準
- ISO認証の有効期限は、二次審査(実地審査)が完了し、審査報告書が認証機関で承認された審査完了日からスタートします。
- 登録証の発行日は、審査完了日から通常数週間後になるため、認証の有効期限は登録証発行日とは異なる点に注意が必要です。
2. 登録証発行日は参考情報
- 登録証には「有効期限の開始日」と「満了日」が記載されます。これらの期限は審査完了日を基準に決定されるため、登録証の発行日はあくまで書類が発行された日であり、有効期限とは関係ありません。
有効期限の設定例
ISO認証の有効期限は通常3年間で設定されます。以下は具体的な例です:
- 審査完了日:2024年12月1日
二次審査が終了し、審査報告書が承認された日。 - 登録証発行日:2024年12月20日
認証機関が登録証を発行した日。 - 有効期限の設定
- 開始日:2024年12月1日(審査完了日)。
- 満了日:2027年11月30日(審査完了日から3年後)。
有効期限が切れるとどうなる?
ISO認証の有効期限が切れると、以下のようなリスクが発生します:
1. 認証が無効になる
- 認証が無効になると、ISO認証取得企業としての信頼が損なわれ、取引先や顧客への影響が出る可能性があります。
2. 再取得にコストと時間がかかる
- 有効期限内に再認証審査を受けていない場合、新規認証と同様のプロセスが必要になることがあります。
3. 契約上のトラブル
- 一部の取引条件や入札資格で「ISO認証取得」が必須となっている場合、取引停止や契約更新の問題につながるリスクがあります。
有効期限の管理を徹底するためのポイント
1. 有効期限を把握する
- 認証機関から発行される登録証に記載された**有効期限(満了日)**を確認し、社内で共有します。
- 有効期限は審査完了日を基準としているため、審査スケジュールを事前に把握しておきましょう。
2. 再認証審査を早めに準備
- 再認証審査は有効期限満了日の約6ヶ月前から計画を立て、必要な準備を進めます。スケジュールの遅延を避けるため、認証機関と早めに日程調整を行いましょう。
3. サーベイランス審査を定期的に受ける
- 有効期限を維持するためには、1年ごとにサーベイランス審査を受ける必要があります。審査で指摘された不適合は速やかに是正し、認証機関に報告することが重要です。
4. 文書と記録の管理を徹底する
- 認証範囲に関連する文書や記録を適切に管理し、常に最新の状態を保つことで、スムーズな再認証審査が可能になります。
有効期限切れを防ぐための対策
- 内部監査の徹底 定期的な内部監査を実施し、認証範囲内の運用状況を把握しておきます。
- マネジメントレビューを活用 ISO規格に基づく方針や目標の達成状況を定期的にレビューし、改善ポイントを洗い出します。
- 認証機関との連絡を密に 認証機関からの通知やスケジュール調整依頼を見逃さないよう、担当者間の連携を強化します。
- リマインダーの設定 有効期限や審査予定日を管理ツールやカレンダーで記録し、リマインダー機能を活用して忘れないようにします。
まとめ:有効期限の基準は「審査完了日」、期限管理を徹底しよう
ISO認証の有効期限は審査完了日を基準に設定され、通常3年間有効です。登録証の発行日は有効期限に直接関係しないため、審査完了日をしっかり把握して期限管理を徹底することが重要です。
認証の期限が切れると、再取得にはコストと時間がかかるため、サーベイランス審査や再認証審査を計画的に受けるようにしましょう。有効期限や認証の維持に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
