ISOの認定、認証、登録、取得の違いを解説!混同しがちな用語を整理しよう
ISO関連の用語には「認定」「認証」「登録」「取得」など似たような言葉が多く使われます。それぞれの違いを理解しておくことは、ISO認証を取得する際に必要な基本知識となります。本記事では、これらの用語の意味や関係性をわかりやすく解説します。
ISOにおける「認定」「認証」「登録」「取得」の違い
1. 認定(Accreditation)
「認定」とは、審査登録機関が適切な能力とプロセスを備えていることを、認定機関が評価して承認することを指します。
役割:
認定機関(例:JAB、UKASなど)が審査登録機関を審査。
- 審査登録機関がISO規格に基づいた認証を発行する能力があるかを確認し、認定証を発行します。
例:
JAB(日本適合性認定協会)が審査登録機関を認定し、その機関が企業に対してISO認証を発行します。
2. 認証(Certification)
「認証」とは、企業や組織がISO規格に適合していることを、審査登録機関が評価して証明することを指します。
役割:
- 審査登録機関が企業のマネジメントシステムやプロセスを審査。
- 規格(例:ISO 9001、ISO 14001)に適合している場合、認証書を発行します。
例:
企業がISO 9001(品質マネジメントシステム)の認証を審査登録機関から受ける。
3. 登録(Registration)
「登録」とは、認証を受けた企業や組織が、審査登録機関の登録簿に記載されることを指します。
役割:
- 審査登録機関は、認証を受けた企業や組織を公式に登録簿に記載します。
- 登録簿に記載されることで、認証の有効性が公的に示されます。
例:
ある企業がISO 14001を認証取得した場合、その企業名が審査登録機関の登録リストに掲載されます。
4. 取得(Acquisition)
「取得」とは、企業や組織が審査登録機関からISO認証を受け、認証書を手に入れることを指します。
役割:
- 企業が審査登録機関の審査を経て、ISO認証を正式に取得します。
- 取得後は認証書を活用し、顧客や取引先への信頼を高めます。
例:
企業がISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、その認証書を営業活動で活用する。
「認定」「認証」「登録」「取得」の関係性
これらの用語は、ISO認証プロセスの中でそれぞれ異なる役割を担っています。以下に関係性を整理します:
- 認定機関が審査登録機関を審査し、「認定」を発行します。
- 審査登録機関が企業を審査し、「認証」を発行します。
- 「認証」を受けた企業は、審査登録機関の「登録簿」に記載されます。
- 企業は審査を経て「認証」を受けることで、「取得」となります。
具体例で理解する
例:製造業A社がISO 9001を取得する流れ
- JABが審査登録機関Xを認定
JABが、審査登録機関XがISO 9001の認証を発行できる能力を持つと判断し、認定証を発行。 - 審査登録機関Xが製造業A社を審査
A社がISO 9001の要求事項を満たしているかを審査。 - A社がISO 9001の認証を受ける
審査を通じてA社が適合と判断され、認証書が発行される。 - A社が審査登録機関Xの登録簿に記載される
A社は正式にISO 9001認証企業として登録される。 - A社はISO 9001を取得
認証書を活用し、顧客や取引先に品質マネジメントシステムの適合性をアピール。
用語の違いを正しく理解することの重要性
なぜ混同しやすいのか?
「認定」「認証」「登録」「取得」は、それぞれ異なるプロセスや役割を持ちながらも、ISO関連の文脈で一括して使われることが多いため混同しがちです。
正しく理解することで得られるメリット
- ISO取得プロセスがよりスムーズになる。
- 審査機関や認定機関とのやり取りが効率的になる。
- 社内外での説明や報告が明確になる。
まとめ
ISOの「認定」「認証」「登録」「取得」は、それぞれ異なる役割を持ちながら、ISO認証プロセスを構成する重要な要素です。この違いを正しく理解することで、ISO認証の仕組みをより深く理解でき、スムーズな認証取得につながります。
ISO認証を取得しようと考えている方は、これらの用語を正しく使い分け、認証取得の成功を目指しましょう。
ISO取得に関するご相談やサポートが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

